2005/11/20(Sun)
AC版IIDXのメンテナンスのお話。
CATEGORY beatmaniaIIDX
自分はゲーセン店員のバイトをしていましたので、たまにはAC版IIDXのメンテナンスのお話でも。
IIDXに限らず、音ゲーはそのゲーム性から、ゲーム筐体のメンテナンス状態が非常に重要であることは言うまでもありません。
IIDXをプレイするにあたって、メンテナンス状態が気になるポイントは、主に
・画面
・鍵盤
・ターンテーブル
この3点だと思います。
そこで今回は「鍵盤」、特にその「硬さ」に関しましてちょっとお話をしてみようかと思います。
皆さんはいろんな所でIIDXをプレイする機会があるかと思いますが、店によって「鍵盤の硬さ」に差があるな、と感じた事はありませんか?
難易度の上昇が著しい昨今のIIDXでは、高難易度曲をプレイする時に「硬い鍵盤」だと、指が疲れてスムーズな指使いが出来なくなってしまいます。
このような硬さに差がある主な要因は、内部の「マイクロスイッチ」にあります。
鍵盤が硬い筐体に使われているマイクロスイッチは、主にOF(動作に必要な力)が1.96N(N:newton:力の単位)のマイクロスイッチを使用していると思われます。OFが1.96Nのマイクロスイッチ使用の鍵盤では、とても発狂曲をやる気が起きません。(苦笑
似た所でOFが0.98Nのマイクロスイッチがあります。これは1.96Nのマイクロスイッチと比べると格段に軟らかく、これなら何とか及第点、といえるでしょう。大体アケコンぐらいの硬さではないかと思います。
※代表的なボタンの型番
OF:1.96Nタイプ・V-15-1A5
OF:0.98Nタイプ・V-10-1A4
さらに軟らかさを求めるなら、OFが0.49N・0.25N・0.10Nのマイクロスイッチがあります。正直言って、ずっと1.96Nでプレイしていた人が0.10Nでプレイすると、カルチャーショックを受けると思います(笑)。それぐらい0.10Nのマイクロスイッチの軟らかさは衝撃的です。どのぐらい軟らかいかというと、一般の鍵盤では(例:アケコン)、鍵盤を押し込んでいくと「カチ」という音とともにスッと中に沈みこんでいくような感触を得られますが、0.10Nになるともはや「カチ」などという音は(ほぼ)聞こえず、初めから何の抵抗も無くスッと沈み込みます。
ちなみに自分がバイトしていたゲーセンでは、0.25Nのボタンを使用しています。ぶっちゃけると0.49N・0.25N・0.10Nのボタンは、マイクロスイッチそのままの状態を指で触ってみると軟らかさに差を感じますが、鍵盤に装着した状態ではどれもあまりに軽いためそう差を感じません。0.10Nはあまりにも軟らかすぎるため、店長が「耐久力が心配だから」との理由で0.25Nに落ち着きました。(^^;
※代表的なボタンの型番
OF:0.49Nタイプ・D2MV-01-1C3
OF:0.25Nタイプ・D2MV-01-1C2
OF:0.10Nタイプ・D2MV-01-1C1
いつも鍵盤が硬いIIDXでプレイしている方は、お店の人に「こんなのがありますよ」と打診してみては如何でしょうか。また、これらのマイクロスイッチはWeb通販もしているので、むしろ実費で購入し、「コレ使って!」と言ってみるのも良いかもしれません。というか自分はそうした(爆)。尚、実費で購入したのに使ってくれなくても私は責任を持ちません。(オイ
それではまた次回をお楽しみに。(あるのか?w)
Posted by thunder at 03:31
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